700文字で歩く府中

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変わりゆく府中駅前の景色

先日は市外に用事があって京王線府中駅を利用したのですが、改めて眺めてみると、この辺りの街並みもなんだか変わりましたよね。


まず、けやき並木通りの府中駅側はほぼ大きなビルだけになったなと思います。

私が越してきたばかりの頃には、確かいま高級そうなマンションが建っている土地に丸正の店舗がありました。

またここ数年間、府中駅南口の正面の区画をずっと工事していたようでしたが、気が付くとビルが出来上がってしまったのにも驚きます。
あのあたりには以前、もう少し小さな雑居ビルが集まっていましたよね。
個人的には、白地に赤いメガネのフレームが描かれた看板が印象に残っています。


変わったといえば、京王線府中駅の北口の券売機がここ数週間の間に移動していたのには、なんだか不思議な気持ちになりました。
時の流れは止まらないのだなあと思ってしまった感じでしょうか。

ところで、あの位置に券売機やICカード乗車券の残高チャージの場があると、ちょっと利用しづらいのではないでしょうか……。
啓文堂書店側の入り口から来る人には問題なさそうですが、京王ストア側の入り口から入ってきた人は改札を出入りする人の波を横切らなければいけなくなると思うのです。
最終的にどうなるのかを知らないのですが、元の券売機も使えるようにするか、京王ストア側にももう一か所置いてほしいなと考えてしまいました。


とはいえ、府中駅がどんどん利用しやすい駅になってきているのは確かです。
私が府中に越してきた頃にはまず南口というものがありませんでしたし、いま改札の外を賑わしているお弁当屋さんや花屋さんも、昔は駅舎を出てから探さなければなりませんでした。


住み慣れた街の姿が変わっていく……と考えると寂しい気持ちも湧いてしまいますが、人口が減っていく一方の街もある昨今のことです。
府中市がこうして、発展という形で変化していってくれるのは市民としてとても幸せなことだとも思います。