700文字で歩く府中

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くらやみ祭が終わってから行った大國魂神社

先日は、大國魂神社の側まで足を伸ばしてみました。


まずけやき並木を通りましたが、先月は若葉がほんのり萌えているだけだった木々に、すっかり若草色の葉っぱが茂っていました。
この日はとても爽やかに晴れていたので、澄んだ青空の中で黄緑色の若葉が鮮やかに映えていてとても美しかったです。


ケヤキの根元には葉の大きいアイビーのような植物が植えられていますが、こちらも春らしく葉の色が若々しくなっていました。
一年のうち大半は深緑色の葉が重なり合っているのを見ていた気がするので、こちらも新鮮な気持ちになれてよかったです。


大國魂神社のほうは、用意をしていなかったのでお参りはしなかったのですが、府中市役所側の塀の外から少しだけ中の様子が見えました。

驚いたのは、塀寄りの敷地の隅にごみ袋がこんもりと積まれていたことです。
連休中はくらやみ祭がありましたから、その時に出た屋台などの発泡トレーや割り箸なのだと思います。
あれだけの人出があると、片付けもそうとう大変なのではないかと想像できますよね。
しかし神社の正面側から横断歩道を渡ったときにはとても綺麗になったところしか見えませんでしたから、お祭のスタッフの方々の細やかな努力を感じました。

そういえば、大國魂神社のすぐ手前には旧甲州街道という大きな道路が走っていて、神社の入り口の脇に2つの横断歩道がついていますが、真正面を避けていることにはやはり意味があるのでしょうか。

神社にお参りする際のマナーとして、「正中(参道の真ん中)を歩かない」というものが言われていますよね。
この道路を整備する時にそのことが意識され、ただの通行人がうっかり正中を通ることのないように配慮されていたのだとしたら、とても素敵な気遣いだと思います。


この日も嬉しい散歩ができました。