700文字で歩く府中

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けやき並木が芽吹いていました!

さっそくですが先日、京王線府中駅の近くまで足を運んでみました。
けやき並木のようすを見てみるのが目的だったのですが、道中にもたくさんの発見がありましたよ。


まず晴見町の商店街についてですが、改めて観察すると店舗がかなり入れ替わっていました。
私が府中に引っ越してきたときと比較すると、半数以上の看板がもう変わっているはずです。
いわゆる昔ながらの商店が減って、どこかの事務所や医療機関が増えていました。

長く近くに暮らしていると、その時々では「あのお店はなくなったんだな」と気が付きますが、通りの全体についてはなかなか考えないものですよね。
10年の間にここまで変化するなんて驚きです。


都立農業高校の周りに植えられているツツジはまだ咲いていませんでしたが、つぼみがたくさんついていました。
この辺りのツツジは毎年とても鮮やかに花をつけるので、今から楽しみでなりません。
桜はあっというまに満開になってすぐ散っていくので、日本人の儚いものをも愛する心をくすぐられますが、ツツジのほうは花を楽しめる期間が長いところが魅力ですよね。

桜といえば、農業高校を通り過ぎた先にある桜通りのものがとても綺麗でした。
今年は桜がずいぶん長持ちしていたようで、もう葉もけっこう出ているのに花もかなり残っていたんです。
車道の両脇の並木から桜色の花びらが雨のように舞い落ちていくのが綺麗で、思わず見とれてしまいました。


肝心のけやき並木ですけれど、高い幹の先を見上げると枝々にはもう若葉が出始めていました!
その前に通り過ぎたUR賃貸住宅の周辺に植えられているケヤキにはまだ裸のものもあったのですが、駅前では鮮やかな黄緑色の小さな葉がたくさん芽吹いています。
改めて、春になったんだなと感じました。


普段何気なく通り過ぎている街の中も、よく観察してみるといろいろな移り変わりがあって楽しいですね。
これからも府中のたくさんの顔を見ていきたいと思います。